富岡ワインドメーヌ展望台
ワイン用ブドウ畑にある展望台から福島第二原発を望む。
2017年に撮影した第二原発がこちら。この時やっていた護岸工事が終わったという感じか。
ふたばいんふぉ
ふたばいんふぉ こちらで双葉郡の状況のお話を聞く。
双葉郡未来会議という組織で運営している。「ふたばいんふぉ」という冊子をもらったが、これがわかりやすい。人口推移など見ると、町村の状況による差が大きく出ている。
住民票は残っているが、実際の居住人口は・・・。そして実際の居住人口も「戻ってきた」のか「新住民」なのか。富岡町などは2000人ぐらいの居住人口だが、半数が移住者。
やっと部分的に戻れるようになっただけの双葉町は、まだ学校がない。子どもが戻ってこないからだ。まぁ鶏が先か卵が先かというのもあるが。などなど。
夜の森・桜通り
2017年にも訪れた夜の森の桜通り。桜のシーズンじゃないけれど。公園の復旧工事もやっていた。
linkる大熊・ほっと大熊
大川原地区に新たに作られた大熊町の中心。新しい大熊町役場と大熊町交流ゾーン。
ざっと施設の概要と、ほっと大熊で行われていた昔の大熊町の写真展。
大熊町の旧施設
老人福祉施設、図書館、消防団 などを車窓から。
図書館はランドマーク的な建物だったのだが、維持管理に金がかかるので解体予定とのこと。というか今なら解体に自治体の金はかからないが、それをのがすと自治体負担になってしまうなどの理由があるらしい。
双葉高校
ここは下車して見学。とはいえ外からだけれど。時間が止まった窓の応援。
写真にある「全国高校柔道選手権大会」は出れたのか?と話題になった。いまぐぐったら、大会自体中止になっていた。まぁそりゃそうだなぁ。
双葉駅周辺
駅も町役場も新しい。周辺残った建物でのアートや駅西側の再開発住宅など。
請戸小学校
震災遺構として残された請戸小学校。2017にも請戸地区自体は見学している。その時は「津波に流されて、いくつかの残った建物があるだけで何もない」ところだった。今も基本「何もない」が護岸工事など完了しており「整理されたなにもないところ」になっている感じがする。
小学校自体は、津波の爪痕がそのまま残っている。
なお途中でデジカメもスマホもバッテリー切れで、しかもモバイルバッテリーをバスに置いてきてしまってたという事態発生。
道の駅なみえ~浪江駅
クーポンをここで使うしかないので使う。まぁみやげだ。桃の恵みなど。
首都圏組は浪江駅で解散。浪江駅は以前浪江~富岡間が代行バス時代に、代行バスで到着したので乗車したことのある駅なのだが、前回は昼間だが今回はもう真っ暗である。
おわりに
ぴかぴかの建物が建っているところ、きれいに区画整理されてるけどなにもないところ、まだ手付かずにつかいところ、場所によりいろいろだった。
ともかく「まだ全然おわってない」し、忘れてはならないことだと思う。
特に原発事故については、都民は加害者でもあるのだから。
福島から見ると、自分たちのための電気じゃなかったのだから。
自分達の電気だった女川は、補助電源の場所を「そこじゃだめだ。もっと上に上げろ」と言ってさらに高い場所にしたら、ギリギリ浸水しなかったという。そういうところが自分ゴトか他人ゴトかのちがいかなと思わざるを得ない。
中間貯蔵施設に保存している土砂の再利用について、どうだろう、ネオ東京プランの東京湾埋め立てに使うというのは。東京湾をうめたて、そこに普天間をはじめとする沖縄に押し付けた米軍基地と地方に押し付けている原発をもってくるのだ。